初恋は実らない
「あの、ね?私・・・。
そう、コレを淳ペーに」

流石の淳ペーもこれを渡せば、本来の目的に気付くはず!


「俺に? 何、コレ?」

「今日は・・・何の日?」

「今日? えっと・・・あ!そうか。
え、もしや実咲のお手製、とか?
嘘、マジで? まさか、お前…部員全員に配り歩いてる、とか?」


はぁぁ!?
なんで、そうなる??


「ち、違うよっ!! 淳ペーに。淳ペーだけに、だよっ」

「なんで??」

なんで、って!?
そんなの、好きだからに決まってるでしょ――っ!?

なんで分かんないのよ!バカ淳ぺーっ。

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