初恋は実らない
それからも淳ペーの隣に女の子が並ぶ事は無くて・・・。

なんだか拍子抜けデス。


そんなある日、顧問に呼び出され雑務をこなしていたら、すっかり遅くなってしまった。
練習はとっくに終わっていて、淳ペーは用事があるからと先に帰ったようだった。

「実咲ちゃん、お疲れ~!」

「あ・・・雅也くん」


ひょっとして待っててくれた?
いや、まさか・・・そんな事無いよね?

「駅まで一緒に帰ろう?」

「うん」

断る理由も無いしね。


駅までの道、雅也くんとは他愛のない話で盛り上がった。

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