初恋は実らない
突然の・・・
三年が引退し、私たちの代が活躍する季節になった。
日々の練習、週末の遠征試合。
慌ただしく過ぎて行く毎日。
部活が終わると、パンを掻き込み予備校へ向かう淳ペー。
相変わらず女子の影は見えない。
必然的に雅也くんと過ごす時間が増えた。
「淳って頑張るよねー。
男の俺から見てもタフなヤツだと思うよ」
「そだね~。自分の進路なんて漠然とし過ぎてて、どうしていいのかも分かんないよ」
「実咲ちゃんは大学に行くつもり?」
「うん・・・。でもなぁ~専門学校もいいよね?
ただ、なりたい自分が思い浮かばないから、初歩的なトコでつまづいてる気がする。
雅也くんはどうするの?」
「俺? まぁ大学は行きたいかな。
学部は経済学部か経営学部とか考えてる」
「学部を決めてるだけでも偉いじゃん!!」
「…んな事ないよ・・・。
でも、一つだけ希望があるかな」
「何?」
「出来たら・・・実咲ちゃんと同じ大学がいいな、って」
「え・・・?」
日々の練習、週末の遠征試合。
慌ただしく過ぎて行く毎日。
部活が終わると、パンを掻き込み予備校へ向かう淳ペー。
相変わらず女子の影は見えない。
必然的に雅也くんと過ごす時間が増えた。
「淳って頑張るよねー。
男の俺から見てもタフなヤツだと思うよ」
「そだね~。自分の進路なんて漠然とし過ぎてて、どうしていいのかも分かんないよ」
「実咲ちゃんは大学に行くつもり?」
「うん・・・。でもなぁ~専門学校もいいよね?
ただ、なりたい自分が思い浮かばないから、初歩的なトコでつまづいてる気がする。
雅也くんはどうするの?」
「俺? まぁ大学は行きたいかな。
学部は経済学部か経営学部とか考えてる」
「学部を決めてるだけでも偉いじゃん!!」
「…んな事ないよ・・・。
でも、一つだけ希望があるかな」
「何?」
「出来たら・・・実咲ちゃんと同じ大学がいいな、って」
「え・・・?」