初恋は実らない
課題をこなしつつも日々の宿題が私を責める。
ハイ、勉強は苦手です。

そんなこんなしてる間に土曜日がやって来た。
あれ程、この日が待ち遠しかった割には、いざとなると心臓がバクバクしている私であります。

雅也くん、ごめん。
まずは心の中で謝っておこう。


部活はいつも通りなのに、私だけが落ち着かず凡ミスをやらかしている。
その度に雅也くんが笑う。
笑顔までが爽やかだ。

この笑顔をいつまで見れるんだろう。

私がこれからする決断は・・・正しい事なのかな?

何が正しくて、何が間違いなのか。
そんなの誰にも分からない。

特に私には、全く見当も付かない問題だった。

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