初恋は実らない
沈黙が続く。
嫌な空気が漂って、息をするのも苦しく思える程に。
「分かった。
実咲ちゃんの気持ちは分かったよ。
でもさ、気が変わるって事もあるじゃん?
だから、実咲ちゃんの気持ちが変わる事を願ってるよ。
俺を好きになるように・・・。
それと・・・1コお願いがあるんだけどさ。
今まで通りに振る舞ってくれる?
告って振られてさ、その上スルーされるのとか、俺堪んないからさ。
今までみたいに普通に話したい」
「もちろんだよ! 私だって今まで通り雅也くんと話したいよ」
「よし! じゃ、この話はオシマイ。 帰ろうか」
こんなあっさり・・・?
あれ程悩んだのが嘘みたいな展開に、私は拍子抜けしそうだった。
駅まで一緒に歩き、また明日の練習で顔を合わせる約束をして別れた。
『今まで通り』
そう言ったのは、雅也くんだったのに・・・。
嫌な空気が漂って、息をするのも苦しく思える程に。
「分かった。
実咲ちゃんの気持ちは分かったよ。
でもさ、気が変わるって事もあるじゃん?
だから、実咲ちゃんの気持ちが変わる事を願ってるよ。
俺を好きになるように・・・。
それと・・・1コお願いがあるんだけどさ。
今まで通りに振る舞ってくれる?
告って振られてさ、その上スルーされるのとか、俺堪んないからさ。
今までみたいに普通に話したい」
「もちろんだよ! 私だって今まで通り雅也くんと話したいよ」
「よし! じゃ、この話はオシマイ。 帰ろうか」
こんなあっさり・・・?
あれ程悩んだのが嘘みたいな展開に、私は拍子抜けしそうだった。
駅まで一緒に歩き、また明日の練習で顔を合わせる約束をして別れた。
『今まで通り』
そう言ったのは、雅也くんだったのに・・・。