初恋は実らない
「ねぇ淳ペー、警察に相談してみたらどうかなぁ?
ちゃんと調べてもらえば真実が分かるし。
それからどうするか考えても遅くないと思う」

「お前、マジでそう思ってんの!?」

驚いたような呆れたような様子の淳ペー。
そして、残念そうな顔をして再び話し始めた。

「そんなん、うやむやにされて『ただの事故』で終わりやって。
中川の家がどんだけ金持ちか、お前知らへんのやろ?」

うやむやって・・・。本当に!?
警察って、正義の味方じゃないの??

「お前、ホンマ世間知らずやな・・・。
ま、そんだけ幸せって事やけどな」

なんか考えてる淳ペー。
ちょっとイラッとするんですけど。

「ま、ええわ。 この話しはこれで終わりや。
雅也に言うかどうかは、もうちょっと様子見て考える。
実咲は聞かんかった事にして? はい、この話はオシマイ」

なんか無理矢理切り上げたよね??

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