凶悪ペンギン。
 
腹ばいで頭を突っ込んで見るだけだ、落ちやしねえよ。
女房面しやがって、カワ……いやいや、うぜえヤツだぜ、まったく。

さて、よいしょ……っと。



『ごぼ?! ご、ごれが海の中が……! ずげえ、魚だらげじゃん!』

「んー、まだかなー。あー、お腹空いたなー。ん? ……あ、出そう、出る……へ……へっくしょんっ! あっ」

『……ごぼ?』

「は、離しちゃった。……えへっ」



おいっ?! ごぼっ……!

離したっていうか……押しただろ……コノヤロ……ウ……。











《 あれ? 》

< 25 / 35 >

この作品をシェア

pagetop