BOAT
「あたし?あたし凛。」
「僕、シャオロンっていうんダ。」
「ハーフなの?」
「ううん。all中国!留学中なんダ!」
「そうなんだぁ!なんかすごいね!偉い!」
「中国では一人っ子制作が行われてるから自分の子どもにすごくお金をかけるんだ。」
「へぇ~」
「まぁそのお金の使い方で、充実した人生を送れる子と窮屈な人生を送る子がでちゃうんだけどネ。」
「そうなんだぁ~。あっシャオロンって呼んでもイイ??」
「うん。じゃあ僕も凜って呼んでイイ??」
「いいよ☆じゃあ、シャオロンは充実してる??窮屈??」
「僕は・・・日本に来る前は嫌だったけど優弥とかすごくイイヤツだし来れて良かったと思ってるよ☆」


シャオロンってイイ子だなぁ~。
知的だし、面白いし、一緒にいて楽しいというか・・・。



そんなことを考えてたら優弥って人が・・・
「じゃあ、そろそろまわらなくちゃいけないから。」
と呟いた。
< 4 / 22 >

この作品をシェア

pagetop