記憶のない少女










ミーンミンミン・・・・





蝉の鳴き声が耳に響き蒸し暑い
通学路を通っていた。



「暑い・・・・。」




私はあの事故からちょっとずつ
日常という記憶を取り戻した。



幸いクラスメイトの名前や担任の先生。
私の入っている部活までは覚えていた。



あともう一つ・・・私には霊感があるみたいだ。






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