片道20分
「遅刻36回目か?毎日毎日なんでそんなおせーんだよ」
「うるさいなあ、関係ないでしょ!」
何で憎たらしいことしか言えないのかなあ、笹倉は。
「関係ないって何だよ。一応同級生ってみよしがあんだろ」
「よしみでしょ。バカだなあ」
「うっ…うるせえな!あっち行け!」
顔を真っ赤にして私を払う。
きたのは笹倉じゃん!
言おうとしたけど、やーめた。
階段をタンタンと降りて
亜依子に愚痴をこぼしに教室へ向かった。