先生、大好きでした。
あの時の、
あの笑顔に惹かれた。
17歳の高校三年生が、27歳の高校教師に恋をするなんて。
あまりにも馬鹿げてる。
でも……恋に理屈なんて通用しない。
あたしはあなたにおちてしまったの。
でもきっと、
先生と生徒が結ばれることなんて絶対にあり得ない。
だったらせめて、
あなたの近くでいたい。
だからあたしは考えたの。
隣じゃないけど
先生の近くにいられる方法。
授業が終わってから
あたしは先生のもとを尋ねた。
「先生、
お願いがあるんです」