君がくれた、夏。

「まぁ、また皆一緒で良かったじゃん♪‥ってことで、よろしく・ねっ!!!」


ーバンっ!!!!!


そう言って桜井は俺達の背中をおもいっきり叩いた。


「「痛"ったーーーっっ!!!!!」」

「こんぐらいでなっさけないなぁ~。」

「お前どんだけ力強ぇんだよ!!」

「もっと女らしくしろよ!!そんなんじゃ、いつまでたっても彼氏出来ねぇぞ。」

「はぁ?!余計なお世話。あたしは作ろーと思えばいつでも作れんの!!てか、疾風こそそれなりにモテんだから、彼女くらい作りゃいいじゃんっ!!」

「はぁ?俺はいいんだよ。」

「‥‥あっ、そっか!!疾風には初恋の彼女がいるんだもんねぇ~♪」


桜井がニヤニヤしながら俺を見ている。


「‥‥彼女じゃねぇし。」

「照れてる照れてる~♪」

「照れてねーよ!!!」






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