おにいちゃん。
「タオル。濡らしてくるから待ってて。」
「…ぅん……。」
そう言うと、おにいちゃんは水道を捜しにどこかへ行ってしまった。
「……はぁ.」
(ぉにいちゃんと二人っきりっていうのは嬉しいけど…、やっぱりちょっと照れるなぁ…///)
「ん……?」
ちょこまかとあたしの足を登ってくる黒い物体。
「ひ…………ッ」
……虫。
「ひぎゃあぁぁぁ〜〜ッッ」
「嘉穂?!」
ぁたしが発した叫び声で
ぉにいちゃんは急いで
ぁたしの元へ戻ってきた。
「どうしたッ?!」
「むっ…虫っ……!!!!」