おにいちゃん。



夏休み二日目。 







〜〜〜

「あ〜〜快適〜☆」

ぁたしの部屋にはクーラーがついている。 

もちろん、 
ぉにいちゃんの部屋にも。 

ガチャ 

突然、ドアが開いた。 

「か…嘉穂……」

ム。 

「何?何か用?」

「…やけに冷たいな…」

「何か言った?」

「いや、別に!ところでさぁ…俺嘉穂の部屋に居ていい?」

…は… 

「は?!」

何言っちゃってんの?! 
「…俺の部屋クーラー壊れちゃって…」

「〜〜〜〜……。」

…もう、 

しょうがないなぁ…。 

「いいよ…っ。そのかわり、静かにしててよね。」

「おぉ〜☆嘉穂が天使に見える…」

はッ? 

「……キモ」

「い…今何て言った?!!」
「別にぃ。入れば?」

「お…ぉお…。」








…… 

「てゆうかさ、ぉにいちゃん、ちゃんとノックしてから入ってきてよね。」

「あぁ、ごめん。」

「…うん…。」



…沈黙。 



「…何か喋んないの?気まずいんですけど。」

「あぁ、ごめん。」



………





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