おにいちゃん。



「……っ」

「……………。」

未だ沈黙は続いていました。 


イライライライライライラ。 

(なんか話せよ……ッ)

………沈黙。

(あ〜イライラする〜…っ)
………沈黙。 


……ぶち。 
   

「ぉにいちゃんッッ?!!!」

「ぅわあ、びっくりした。」

「…………(怒)」

「な…なんだよ?」

「ぁたし沈黙嫌い。」

「…嘉穂が静かにしろって…」

「んん??何??」

「ぁ、いえ。すいません。」


…ほら。 

また会話が止まった。 


「はぁッ……」

ため息がでる。 

「あ」

いきなりぉにいちゃんがあほな声を発した。 

「え?」

「…DVD借りたんだった。」

「はぁ…?」

いきなり何を言うかと思ったら… 


「一緒に見る?」

「えッ……」

あ…ぁたしと?! 

「嘉穂のテレビ、DVD見れるし。」

「……何のDVDなの?」

「……ホラー。」

ほ……ホラー…。 

「えぇ………っ」

「大丈夫っにいちゃんがついてっから。」

「……ぅん…じゃあ…見る。」 

「…そうそう。おとなしくしてれば可愛いのにな〜」 
「一言余計なんじゃない?」

「はい、すいません。」










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