おにいちゃん。



ぁたしはあの後、しばらく裕恭の腕にしがみついていた。 


ぁたしの斜め上には、裕恭の顔がある。



「…っ」
きゅん☆
 
うぅ…
かっこいい…。 


「何、可愛い顔してんだよ?ちゅーしたい?」

「ばッッ…違うッ」


まぁ、したくなくもないけど〜…
「ん?ちゅーじゃないの?…じゃあ、」

裕恭は 

にやッと笑って…。 


「もっとディープな方?」

「ディ……ディープ…?」

「えっ・ち、でしょ?」

「ぇっ・・えっ!!????///」


それもしたくなくもないけど〜っ

「ちがぁうッ」

「じゃあ何。」

「ちょ…ちょっと見てただけ!!」

「ふーん。」


「は…はぁ…。」

つ…疲れた…。 


「でも、親父たちが帰ってきちゃったら、えっちなんて出来ないよ?」

「ま…まぁ。」

「…今、しなくていいの?」

「いいッ!!」

「…本当に?」

「ほっ…本当にッ!」

「…我慢できる?」

「で…でき…る。」

「……ちっ」


え?!!ちょッ… 

いま舌打ちしたっ?!! 


「だっ…だって、そんな、いきなりとか無理だよ〜…」

「なんで?じゃあいつならいいの。」

「いつ…って…、もうちょっと、ちゅーとか…してからかな…」

「ちゅーすればいいのか?」

「いや、その…っ」

「…?」


あーもうっ 


…そんな 


いきなりなんて… 


無理だよ〜〜〜っ 






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