おにいちゃん。



裕恭は 
あたしの太ももの内側のとこに、顔を近付けた。 


「何してんの…ッ?」

「内緒。」



裕恭の触れたトコ 

吐息 


…すべてに敏感に感じるあたしのカラダ。

ビクッ
「あッ…」

ちゅうッ 


裕恭は太ももの内側にもキスマークをつけていた。 

(そんなトコにつけても、誰も見ないのに…)


「よし、ここにもキスマーク完了!」

「はぁ………」


やっと終わった、 
と思ったら。 



「こっからが本番だから。」


と、裕恭の口から爆弾発言。

しかも何か意地悪そうな顔して! 



「…そう簡単にはイカせねぇから」


「ッ………!」


こ…こわい。 

あたし、もつのかな…? 

「とりあえず、観覧車ではこれで終わりな。」

「え?」


外を見ると、 
地上が迫ってきていた。 








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