おにいちゃん。



裕恭の巧みな甘い言葉によって、来てしまいました。 

‘LOVE・HOUSE’。 


「…ッ」

もう、後戻りできないよ。
あたし。 


「…入ろう?」

ドキッ 

「ぅ…うん…。」


裕恭に手を引かれて 

個室へ入った。 






LOVE・HOUSEの中は、 

いかにもラブホっぽい 

作りになっていた。 


「…見てみ、ハートのベット。」

「ほ…本当だ…」

初めて見た。 

ハートのベット…… 


「…しよッか。」

「……うん。」


あ、あたし 

今すごくドキドキしてる。

ついに 

結ばれちゃうのかな 

あたしたち… 







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