おにいちゃん。



「見て!チィちゃん!お婿さんだよ☆」

「嘉穂、名前どうする?」

「んー……」

名前…ねぇ。


黄色っぽい色してるから…
「キィちゃんは?」

「キィ?…いいんでない?」

「よーし♪今日からキィちゃんだよ!チィちゃんも仲良くしてあげてね。」

「「みゃー☆」」


さっそく仲良しさんだ☆ 

よかった。 


「なんか、チィを見てると昔を思い出すなー」

「え?」

「公園で二人で遊んだろ?」

「うん。」

「ていうか、俺の初キスはそんときだな。」

「え?!どういうこと…?」

「おままごとかなんかしてて、ちゅーしたんだよ。俺たち。」

「えッ、嘘、覚えてなぃ…」

「しかも嘉穂から。」

「やだ〜〜」

そんなに大胆だったの?! 

あたしはッ?! 


「俺、少し物心ついてたからなぁ〜…。ビビったというか恥ずかしいというか。」

「ひゃー、なんてことを…」

「てことは、そんときから嘉穂は俺のこと好きだったのかな?(笑」

「う…っうるさぃっ!!」








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