My Prince, Your Prinses
「・・・・・・ん・・・っ」

寝起きだったから何も考えずに、ムクリと起き上がった。
・・・・・・寝起き?
ぇ、あれ、えっと・・・えっと?

あれ、私なんで寝てたの?
てゆーか、ココ、どこ?
ぁ、そーだ、たしか、よる教室で寝てて帰ろうとしたら窓割れて、気づいたら抱きかかえられてて・・・・・・

なるほど。そのまま気絶しちゃった、と。
おーけぃおーけぃ。


「・・・・・・いや、全然おっけーじゃないし!!!」
いやいやいや、
・・・・・・いやいやいや。

・・・・・・・・・まぁいいや。とりあえずもっかい寝よ。
うん、起きたらまた考える。

私はまたポスンッ、とベッドに横になった。
そーいえばお布団、ふかふかだなぁ・・・。
なんか良いニオイするし。
まあとりあえず寝るね。



「おやすみなさー「起きたのかい?」」
「ぇ、ぁ、はい。」

んーと、てゆーか・・・

「えーっと・・・・・・新手の誘拐犯さんですか?」
「違うよ」
わぉ即答。

「ついておいで」

そういって誘拐犯さん(違うのか?)は、スタスタ歩いて部屋の外に行ってしまった。
「ぇ、ちょっ、待っ・・・・・・!」
私はベッドから起き上がって急いで追いかける。
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