夜空への想い
わたしは結衣を見た



結衣はすぐ下を向いてわたしから視線をそらした




なんで..なんでちゃんと言ってくれないの?


その話は聞いてるって言ってくれないの?








『調子のってんじゃねえよ!』


       
          ―ドンッ!



おもいっきり押された


倒れわたしを見てまわりの女子が笑ってる



クスクス..



裏切リモノ


サイテー


調子ノンナ




そんな言葉が何度か聞こえてきた


なにも考えれなかった


ただ、思ったのは




「助けて...」




その一言だった






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