花恋-はなこい-
母親と一緒に

ティータイムを過ごし、

真由はリフレッシュして

自分の部屋へと戻ってきた。


制服から部屋着に着替え

ふと机に置いた携帯に目をやる。


着信を知らせる点滅が

ぴかぴかと光っている。


「あ、けいくんからだ」


真由はにこっと微笑みながら

携帯電話を開き

受信確認ボタンを押した。


「え……」


画面には知らない

アドレスが表示されている。


妙な胸騒ぎを感じながら

真由は恐る恐るそのメールを開く。


その瞬間、

真由は携帯を落としそうなほどの

衝撃を受けた。




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