花恋-はなこい-
付き合い始めて

もうすぐ2年。


初めはぎこちなかった

2人の仲だったが、

今はお互いを名前で呼び合い、

お互いが自然に

相手に合わせて行動する

ことができる。


何を考えているのかも、

なんとなく分かる。


「あ、そうだ」


圭輔はハッとした表情を

浮かべながら呟く。


真由は少し首を傾げながら

圭輔の方を伺う。


圭輔がこう切り出す時は、

いつも良いも悪いも

急用がある時なのだ。



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