未来へ



「到着しました。」


「あっ、ありがとうございます」


うっわー、ものすごく大きいお屋敷だぁ。さすがに緊張してきたかも。


コンコン、「間宮柚月様をお連れ致しました。」


「入れ」


「失礼いたします」


「間宮柚月さんだね。もう予想はしてると思うが、

率直に言うと恒夜と別れてほしい。あの子は、将来トップに立つ男だ。

結婚も然るべき所から嫁を貰わねばならない。

それが次期当主としての使命なのだ。聡明な貴方なら分かるね」


「あぁ、それと、これが手付金だ。慰謝料だと思ってくれていい。

失礼だが貴方の事は調べさせてもらった。お金は何かと必要だろうから。」




それを聞いた瞬間、我慢してたモノが一気に爆発してしまった・・・




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