どうせ私なんだから。
別れを告げられたのはその2ヶ月後。
「奈帆...。ごめん..。別れてくんないかな」
「ぇ..?何で...」
「俺、お前と付き合いだした途端、不幸なことばっかだよ」
「ふこ...う..?」
「そう。不幸。友達が大けがしたり...飼ってた犬死んだり..母さんが仕事リストラされたり...」
放心状態な私。
不幸...けが...死..リストラ...
「ごめ...なさ...っ..」
「謝られても..何もない..。頼む。別れて...」
「いや..あ...愁く..っ」
「抱かなければ...よかったのかな」
イヤ...イヤ...
そんなこと言わないで...。