†SweetBlood†
「--―あたし…」

死を覚悟…いや、生を諦めた筈だった。
なのに体はどこもおかしい所はないし、さっきの頭痛も一瞬のことで今はもうなんともない。

それともここはもう死後の世界というヤツなのだろうか。

目の前の男性は非人間性たっぷりだし、街中にいたはずなのにここはどう見ても室内で、しかも超豪華。
(まるでヨーロッパのお城みたい。行ったことないけど。)

とりあえずどう考えても答えはでなさそうなので、目の前の男性に聞いてみることにする。
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