†SweetBlood†
天井が高いため正確には分からないが、近くで見れば2mはあろうかという代物。
(…すごい。前にテレビでやってた豪邸紹介にでてたヤツみたい…)
確かあれはバカラという超一流メーカーのもので何百万だか何千万だかだった…なんて考えながら手をついて体を起こす。
そして初めて自分がどんなところに寝ていたのかを知り唖然とする。
「…姫?」
俗に言う『姫ベッド』。但し、一般に流通しているような金属フレームの安っぽいものではなく、マホガニー製で成人男性が優に5·6人は寝れそうな広さがある。
天蓋の表面は飴色の艶やかなニスで覆われ、幾重にも紗が下げられていた。
今は飾り紐で纏められているが、本来この寝台で人が休むときは紗が四方を覆い隠すのだろう。
ベッドの上にはいくつものクッションが重ねられ、全て精緻な刺繍の施されたアイボリーのリネンに包まれている。
寝具も共布で、こちらは縁に襞がよせられ、シルクのリボンとレースで飾られている。
(…すごい。前にテレビでやってた豪邸紹介にでてたヤツみたい…)
確かあれはバカラという超一流メーカーのもので何百万だか何千万だかだった…なんて考えながら手をついて体を起こす。
そして初めて自分がどんなところに寝ていたのかを知り唖然とする。
「…姫?」
俗に言う『姫ベッド』。但し、一般に流通しているような金属フレームの安っぽいものではなく、マホガニー製で成人男性が優に5·6人は寝れそうな広さがある。
天蓋の表面は飴色の艶やかなニスで覆われ、幾重にも紗が下げられていた。
今は飾り紐で纏められているが、本来この寝台で人が休むときは紗が四方を覆い隠すのだろう。
ベッドの上にはいくつものクッションが重ねられ、全て精緻な刺繍の施されたアイボリーのリネンに包まれている。
寝具も共布で、こちらは縁に襞がよせられ、シルクのリボンとレースで飾られている。