黒猫ちゃんの憂鬱1
でも、コレで何回目?
ガタッ
音を立ててたったからか、クラスが私に注目する。
そんなん気にしないで、前にいるやつの胸倉をつかんで、引き寄せる。
「調子乗ってんじゃねえよ。お前みたいな雑魚、誰が相手するわけ?何、この私か萌か佐久矢に、気に入られたいの?お前みたいなやつほど生きる価値、ないと思うけど?」
そう言い放ち、後ろに力強く放す。
ガシャガシャンッ
しりもちをつくあいつ。
『どうか~ん。月の言うとおり。そんなに殺してほしい相手がいるなら、自分で殺せばいいじゃない』
めんどくさい。
『なんならさぁ?』
そういって萌が笑う。
『お前が死ねよ。そんなに目障りなら自殺でもしちゃえば?』
そういって嘲笑う。
あいつは睨んでいる。
もしかしてコイツ・・・。
「あんたもしかして。萌に死んでほしいとか、いうんじゃねえよな?」
そういって、目の前にしゃがんで目線を合わせる。
ビクッと方を揺らす。
「ね~萌。コイツ、萌に死んでほしいんだってさ」
そういうと、萌は無表情で見下ろす。
「ふざけてんじゃないわよ。親友の萌を私が殺せって?ははっ、よく考えたものよね。だけど、さすが馬鹿。できるとでも思ってんの?その代わりにアンタを殺してやろうか?クククククッ」
そういって、無理やり髪を引っ張り立たせ、窓を乱暴に開け、髪を引っ張る。
ザワザワッとクラスが混乱する。
『あは。もういいよーー・・・。月の手をこれ以上汚させない。・・・ために、消えてくれるよね?』
そういって、鳩尾に拳を入れる萌。
力が入っていたのか、口から血が出る。
怖いね~・・・。
携帯をだし、病院へ電話した。
「あのー、けが人でたんで、きてくださーい」
ふざけた声をだし、クラスの外に出した。
クラスの床にちがついてしまった。
『佐久矢』
『へいへい。ったく。なんでいっつもお前らの掃除しなきゃいけねえんだよ』
そういいながらも掃除する。
雑巾を足で拭いてる。
みるみる雑巾が白から赤に変わる。
『さわりたくねえよ、こんな汚れた血。』
「じゃあ屋上行ってるからすんだら来てね」
手をひらひら振って教室を出た。