黒猫ちゃんの憂鬱1



『うまいだろ』








得意げに言うヒロに俺は








「普通」










とだけ言って完食した。








ムスッとしたヒロの表情。












な~んか、似てる。











「嘘だよ。美味しかった。ごちそうさま」










食べた皿を台所に持っていき、スポンジに泡をつけて洗う。









気づけば皿とか・・・洗ったことなんて無かった。








いつも黒瀬(執事)がやってくれるから。










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