黒猫ちゃんの憂鬱1
クスクス笑っていると、髪の毛を耳にかけられて不意に後ろを向いた時。
リップ音を残して唇に感触が残る。
「・・・は!?何でキスしてんの。俺等はキスフレか。」
そういって洗うのに集中しようと前を向くと、ヒロの手が首に絡められる。
鎖骨に当たった冷たい手にビクッと跳ねた心臓と体。
『感じちゃった?これ以上すると怒られるので座って待ってマース』
ムスッと繭を下げて目を細めてヒロを見ると反省してます的なオーラを出す。