黒猫ちゃんの憂鬱1
『あ~。月限定特製オムライス??』
「うん」
『なにそれ』
あ、そっか。
ヒロは知らないよね。
「作らせた」
『は?』
『月が料理長に作ってっていったんだよ。普通断るんだけど、息子が黒猫の大ファンらしくてシャメの代わりにこの曜日限定。ちなみに890円だけどね』
『ふう~ん?美味い??』
「卵の中にチキンライスとスパゲッティ入ってんの」
『へ~え。それはぜひ食べてみたいものだね』