黒猫ちゃんの憂鬱1
振り返ると、総長らしきやつと後ろに数十人いる。
『あんたら、どこの族?』
聞かれた総長らしき人は、萌の質問に鼻で笑った。
萌が聞いたのに、鼻で笑いやがって・・・。
『俺らは№2の族だよ』
「潰してやる」
『おっと、俺等は黒猫に用があってきたんじゃねえよ?帝王に用があるんだよ』
そりゃそうだろ。
帝王の溜まり場来るって事は帝王に用があるってこと。
そのぐらい頭を使わなくても誰でもわかる。