黒猫ちゃんの憂鬱1
チーンと鳴り、ドアが開くと、ゾロゾロと下りる。
え~と、
「そっちのグループは、201で次202で203、204、205、206。2階はもうこれで終わり。」
そういうと、オートロックをあけてゾロゾロと中に入る。
中から、いろいろな感性が聞こえてくる。
『うわ、広っ!!一人ダブルベッドで寝れんのか!?サイッコー!!!』
など、
『うわ、マジで冷蔵庫ん中そろってるぞ!!見てみろよ!!!!』
など、
『うわ、カーペットもふかふかで、クローゼットもあるぜ!!』
など・・・。
いろいろな声が混ざってて聞き取れない。
私は聖徳太子じゃないんだからさあ。