黒猫ちゃんの憂鬱1
「眠い。」
『早くして!!学校送れちゃうよーー』
「・・・学校なんかいってもどうせサボ・・・」
『なんて、いったのかなぁ?』
「・・・別に」
ニコニコ笑顔で私のネクタイを閉める萌。
ネクタイは緩めてある。
萌のも私のも。
『早く行こうぜ?暇なんだけど??』
「先に行けばいいのに」
『だから、佐久矢は月と一緒に生きたいんだって。』
「・・・漢字が違うし意味も違ってますけど。」
『てか何で萌より月のほうがスカートの丈短ぇんだよ』
萌をにらみながら佐久矢が萌に愚痴る。
『うっさいわね!!アンタだって征服着崩してんじゃない。女子もこのぐらいでいいの』
「もうどうでもいいよ。お腹すいた」
この発言に、佐久矢がピクッと動いた。
『そんなにお腹すいたんなら俺を食べてもいいよ~~~』