黒猫ちゃんの憂鬱1
まぁ、留学でがんばったんだし、甘えさせても良いかな。
今だけ。
抱きつくだけはいいとしよう。
『めっちゃ甘えてるよ。月が押しつぶされちゃったらどうしよーーー』
『大丈夫だろ』
『心配しなさいよ!!』
「お兄ちゃん、退いて。苦しい。」
『あ、ゴメンゴメン』
スッと退いたけど、たったらまた抱きつく。
抱きつくのは良いけどさ、体重かけるのやめてくれるかな。
『俺朝食作ったんだ~、食べて~』
ニコニコ笑顔な兄。
「そのまえに着替えたいんだけど・・・」
『俺がきがえさせ・・・』
「そういうのホントいいから」
『・・・(シュン)』
「あー、荷物用意してなかっ、たな~?」
『俺がしとく!!』
そういって、寝室に行った兄。