黒猫ちゃんの憂鬱1
「なに俺様発言してんの?柄でもねぇのに。ふざけるのも体外にしろよ」
『ククッ、やっぱ月だ。よし、いくぞ。』
何態度変えてんの?
バカじゃない。
『そんな怖い顔しないの~。美人なのにもったいないわよ?』
私が不機嫌になるといつも機嫌を整えてくれる萌。
そんな萌はだーいすき。
「萌だ~いすき。」
そういって抱きついた。
萌は顔を赤くしながら、゛ほら行くよ?″そういって、笑った。
本当に、子猫みたいだ。
可愛いし、背も小さいし、くりくりした大きい眼。
手を絡めながら歩いていると、おんなじ学校の人たち、まぁようするに男子が見てきた。
でもそんなの気にしない。
見たければ見ればいい。
だって私は、大切な人以外どうでもいい。
どうなろうと、関係ない。