黒猫ちゃんの憂鬱1
鐘の音が鳴り、いつのまにか私たちは教室にいた。
HRが終わり、萌が突然立った。
『忘れてた。月にキスするの。』
そういうもんだから、クラスが私たちに注目した。
もちろん、え!?などの声は聞こえてくる。
いいよ、しなくて。
そんな中、クラスのドアが開いた。
『ごめんごめん、転校生が来る日だった。入って来い』
そういって、ドアから入ってきた人物。
コイツら、もしかしたら。
『『「帝王・・・」』』
そう。
グループ族のなかで確か№1。
左が総長で右が副総長で幹部ってとこか。
4人がいっせいに私を見てきた。
私を知ってる。ってことか。