パラサイト ラブ
一刻も早く彼と繋がりたくて、ホテルに誘った。
始めは怪訝そうだったけれど
“私たちの恋を始めに行く”
そう言ったら、承諾してくれた。
彼の腕にしがみついて歩き出した瞬間、後ろから呼び止められた。
「龍二……誰、その人…」
あなたこそ、誰?と私は思ったけど、彼はその女を知っているみたいだった。
「美奈…ごめん、俺たち」
言い終わる前に、彼は殴られていて…
「最……っ低……!!!」
そう吐き捨てて彼女は去って行った。