パラサイト ラブ
必死の捜索

朝乃が居なくなって、今日でもう四日目になる。

ハナと家族が日替わりで朝乃探しを手伝ってくれたけど、まだ何の手がかりもない。


昨日で連休が明け仕事も始まってしまったため、朝乃を探す時間も割けない。


焦りと不安で苛つき、職場の同僚たちに意味もなく八つ当たりしたり、あるいは無気力で全く仕事がはかどらなかったりする俺を、不気味な物でも見るようにしてみんなあまり近づいてこなかった。


迷惑をかけていることは重々わかってはいたが、それでもうまく気持ちを切り替えて仕事に打ち込むなんてことはできなかった。



朝乃に、逢いたい―――。



朝乃が姿を消してからずっと、胸が焼け焦げてしまいそうなほど強く、朝乃を求めてる。


誰かの不在がこんなに自分の心を苦しめたことは、かつてなかった。


誰かを愛するって、きっとこういうことなんだ。


あるべきものを失って、心が正常に機能しなくなる。

今までどんな風に笑っていたのか、仕事をしていたのか、生きていたのか、解らなくなる……そんな感情。





朝乃……

一体、どこに居る―――――…?


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