パラサイト ラブ
カーテンを開けるのをやめて、私は再びベッドに潜り込んだ。
男に捨てられるのには慣れているというのに、私の瞳は大量の涙を生み出して、枕に染みを作った。
今まで付き合った男は皆似たようなことを言い残して、私の前から去った。
『きみと居ると息苦しい』
『たまには自由にさせてくれ』
『男に依存するのはやめろ』
英はなにも言わなかったけれど、きっと同じような理由で出て行ったに違いない。
愛する人と常に一緒にいたいと思うことは…そんなにいけないことなのだろうか。