パラサイト ラブ
俺は、朝乃の腕を引っ張りを風呂場まで連れて行った。
「服、脱いで」
「…お風呂に入るの?」
「違うけど、いいから脱いで」
のろのろと朝乃が服を脱いでいる間に、俺はひも状のものを探して家中をうろうろしていた。
「これでいいか…」
見つけたのは、使っていない延長コード。
それを片手に風呂場に戻ると、朝乃に後ろを向かせて両手首をきつく縛り上げた。
「帰ってくるまで、ここで大人しくしてて」
朝乃は全く抵抗せずに、ぺたんと床に座り込んだ。
その奴隷みたいな姿を見て良心が痛み、やっぱり解放してやろうかとも思ったけど、俺はそのまま風呂場の扉を閉め、朝乃を閉じこめた。