パラサイト ラブ
満たされる想い
息もできないほど激しいキスの後、龍ちゃんは服を脱ぎ、蛇口をひねってシャワーを出した。
汚れたバスルームの床と、私の身体にお湯をかけると、彼の背より高いフックにシャワーを固定した。
そして私を抱き寄せ、熱い雨が降り注ぐ中私に口づけた。
「……ん……ふぅ」
いきなりねじ込まれた舌が、口の中で暴れる。
舌も歯も、口の中に存在するすべてのものが彼の舌に侵され、私は立っているのが精一杯だった。
龍ちゃんはそんな私の腰を片手で支え、もう一方の手を私の身体に這わせた。
優しく、ときに強い力で私の身体を撫でる彼の手が、私を必要だと言ってくれている気がして…嬉しかった。
嫌いにならないで…
捨てないで…
今までの男たちは私がその言葉を口にすると、うんざりして逃げ出した。
だけど、龍ちゃんは違う……