パラサイト ラブ
どんなに依存しようと、これからも朝乃と一緒に居ればいい、という単純な答えを見つけた俺は、何かが吹っ切れたようにすっきりしていた。
それなのに、ここ最近……
職場の雰囲気が重い。
原因は、できっこないゴミの削減目標を一年以内にクリアしろという無理難題を、うちの部が課せられたからだ。
具体的にどんな対策をとっていくか、一人一つ以上の案を出すようにと上から言われている。
「――お前なぁ、“3Rの推進”なんて中学生でも思いつくような一行で済ませやがって…
書き直しだ、書き直し」
俺の案を書いた紙を“却下”と言うように机に放ってきたのは先輩の青木さんだ。
「やっぱりダメですか…てか、無理ですよ一年で20パーセントなんて」
「俺だって解ってるよ!ったく厄介だよ、あの新しい議員。」