−遠く儚く−
「アイク、アイラ!!!!」
助けて!!
『貴様・・・・何者だ。』
《答える義務はない。》
『そうか、では、死ね!!!!』
昨日のおちゃらけたアイクが嘘の様に、真剣な顔になっている。
『兄様、ワタシも応戦しましょうか?』
何、言っているの?
『イヤ、大丈夫だ。こんな雑魚一発、だっっ!!!!』
凄い・・・・一瞬にして相手を殴り倒す。
「アイク、アイラ。ありがとう・・・・」
『『いえ、それが仕事ですから。』』
二人の声が重なる。
『さて、殿下に報告いたしますか。』
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