−遠く儚く−


「そうだ。勘が鋭いな。」
心配そうに俺を見るヒナが可愛くてつい唇を寄せ、軽くキスをした。


「・・・・もぅっ、真面目に話さないなら聞かないからっ!」


「それは困る。ヒナ、よく聞いてくれ。
ヒナは『女神レジーナ』の生まれ変わりだろう?
それで、国民にその話しをしなければならないのだが・・・・」



「私の事を国の皆に・・・・?」


ヒナ・・・・
そんなに怯えないでくれ・・・・
俺まで悲しくなる。


「そうだ。」

「いつ・・・・?」













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