−遠く儚く−



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




「みなに知らせがある!!!!」



とうとう始まってしまった。



私は今、『まだ出てくるな』と言われ待機している。



《何だ〜?》《何かしら?》


という声があちこちから聞こえる。



「女神レジーナの生まれ変わりが現れた!!!!」





ザワザワ・・・・・・・・


ザワザワ・・・・・・・・



「ヒナ、出て来てくれ。」



アルにそう言われ、無言で隣に立つ。



「レジーナの生まれ変わりの『ヒナ』だ!!!!」


「よっよろしくお願いします・・・・」




「みな、歓迎してしてくれるな?」



アルがそう言うと、



《レジーナ様ーーーーー!》《ヒナ様ーーーーー!》




「よかったな?みな、歓迎してくれてるぞ?」




「うん・・・・!!!!!!」




この日は私の大切な日になった・・・・













< 58 / 93 >

この作品をシェア

pagetop