−遠く儚く−
クリクリとした大きな瞳、愛らしい小さな顔・・・・
『ヒナさま〜、おあいできてうれしいです〜』
『あぁ、シリア!ダメよ。』
「だだっダメじゃないですっ!」
もう少し話したい。
「シリアちゃんっていうの?」
『あいっ!』
ぽてぽてとした小さな手を挙げる。
可愛い・・・・
「私はヒナっていうの。よろしくね?」
『あいっ!よろしくお願いします。』
ペコリと頭を下げるシリアちゃん。
「可愛い〜」
私が声を出すと後ろから抱きしめられる。
「ヒナも可愛いぞ?」
「あっアル!ダメだよ・・・・シリアちゃんの前で・・・・」
シリアちゃんはリリア様の腕に抱かれてリリア様にくっついている。
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