−遠く儚く−


「ヒナ、おはよう。」


やっぱりあいさつだぁ。

「ん、おはようアル。」



私もあいさつを返した。


『では、失礼いたします。』


リリーが部屋を出た。




「アル・・・・んぅ・・・・」

いきなりキスされた。



少しして唇が離れる。



「はぁ・・・・どうしたの?アル・・・・」


「やっと・・・・」


「?」


「やっと邪魔者がいなくなった。」


「邪魔者って・・・・リリーは邪魔じゃないよ?」



「キスするには邪魔だろう?」



う・・・・///

ちょっと・・・・いや、かなり恥ずかしい。













< 72 / 93 >

この作品をシェア

pagetop