−遠く儚く−
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「寒い・・・・」
妙に寒い。
私はベッドから起き上がる。
外をみるとまだ深夜なので真っ暗だった。
すると窓に信じられない者が座っていたのだ。
《やぁ、ヒナ。》
「わた、私の名前・・・・」
信じられない。
《知っているよ。アヤセ ヒナ。》
「いやぁ・・・・」
何で知っているの・・・・?
怖すぎて悲鳴をあげられない。
《どうしたの?ヒナ。》
窓から降りて私に近づく。
「やっやめて!!!!!!来ないでぇっっ!!!!!!!!!!」
『姫さんっっ!!』
『ヒナ様っっ!!』
悲鳴に気付き、アイクとアイラが飛び込んで来る。
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