星を見るたび、君に恋した。
天ぷらは食べると口の中で油が広がった。


ジュワー。


ポン酢を付けて、柚子を少し付けてたくさん食べた。
とても美味しい。


「麻里香ちゃん、美味しい?」
「うんとても。てか、美和さんもたべよーよ」
「いいの?じゃあ、そうしちゃおっかな。麻里香ちゃん残すし」


あたしはたまに美和さんを誘ってご飯を食べた。
まだ24歳な美和さんは子 あたしのお姉ちゃんみたいだった。




美和さんの職業はこういったお手伝いとか、
昔は弁護士の秘書とかやってたらしく
どことなく掴めない人物なのです。



なぜ、秘書だったのにお手伝いさんになっちゃうのか。



聞きたくても聞けない。
大人の事情かもしんないし!もしかしたら、リストラかも。


美和さんは清楚な感じ。
目はフサフサなまつ毛が印象的なぱっちり二重。


薄い桜色の唇。
黒い長い髪の毛。


千佳ちゃんとは対象的だけど、美人。
こういうひとを好きになるのだ。男子は。


「ねぇ、麻里香ちゃん西浦翔ってしってる?」
「はっっ????」


なぜ、彼女のくちから西浦翔が!
あたしは水を吹いてしまった!


「知ってる……!てか、隣の席!」
「へぇー。そうなんだそれは聞いてないぞ」
「………。誰に?」


すると美和さんはハッとして
「なんでもないの、こっちの事」
と笑った。


するとなぜか動揺して食べかけの天ぷらを
かたずけはじめた。




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